• "救急救命士"(/)
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  1. 仙台市議会 2005-01-21
    市民教育委員会 本文 2005-01-21


    取得元: 仙台市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-07-24
    1:                 ※会議の概要 ◯委員長  ただいまから、市民教育委員会を開会いたします。  本日の日程は、お手元に配付のプリントのとおりであります。  なお、委員会終了後、引き続き協議会を開催し、委員会審査事項以外の所管事項について、当局からの報告及び質問等を行いますので、よろしくお願いいたします。  審査に入ります前に、来月の常任委員会についてお断りを申し上げます。第1回定例会招集日例年どおりですと、2月中旬以降と予想されますが、閉会中の常任委員会通常開催日であります、21日以前に第1回定例会が招集される場合には、私といたしましては、2月の閉会中の常任委員会日程を繰り上げてまで開催するということは考えておりませんので、御理解をいただきたいと思います。              《閉会継続審査について》 2: ◯委員長  それでは、これより審査に入ります。  「(仮称仙台消防局救急ステーション概要について」審査いたします。  なお、消防局より、説明パワーポイントを使用して行いたいとの申し出があり、承諾いたしましたので御了承願います。  それでは、「(仮称仙台消防局救急ステーション概要について」報告願います。 3: ◯救急課長  現在、市立病院敷地内に建築をしております、(仮称仙台消防局救急ステーション概要につきまして、お手元の資料に基づき、説明をいたします。  最初に、救急ステーション施設概要についてですが、現在工事は順調に進んでおり、このままですと2月中には完成をし、3月初めには引き渡しされるものと考えております。施設鉄筋コンクリートづくり、地上2階建ての延べ面積約750平方メートルでありまして、最近建築をしました消防出張所と同程度の規模であります。内部は1階がメディカルコントロール機能のためのMC室、いわゆるメディカルコントロール室及び症例検討会教育研修を行うための研修室、そしてドクターカー、高規格救急車等車庫スペースとなっております。2階は職員の生活機能の部分であります仮眠室などとなっております。  次に、組織配置人員でありますが、救急ステーション消防局警防部救急課組織として運用することといたしております。配置人員につきましては、週休等対応要員を考慮しまして、ステーション全体の管理運営要員若干名と救急隊員10名を配置し、隊員3名を常に確保しますとともに、ドクターカーについては、各消防署に所属する研修救急隊員6名を配置し、市立病院医師1名を含め、3名の要員により運用を図ることといたしております。  次に、救急ステーション機能について御説明いたします。  1点目は、ステーションに配置されるドクターカー運用することによる高度な救命効果救急隊員教育効果ということが挙げられます。市立病院医師ドクターカー救急現場出場し、病院外救命治療を施すことにより直接的な救命効果を期待できますとともに、ドクターカーでの臨床実習により救急救命士救急活動における知識、技術向上を図ることができます。  2点目は、間接的なメディカルコントロールシステムとしての拠点施設ということが挙げられます。本市のメディカルコントロールシステムにおける間接的機能、いわゆるオフラインメディカルコントロールシステムのセンター的な役割を担い、事後検証症例検討会、そして救急隊員教育研修などの拠点施設となることであります。  3点目は、市中心部救急体制の強化であります。ステーションに新たに救急隊を1隊配置しまして、救急専用出張所としての機能を有することにより、市中心部救急需要の増加に対応するものであります。  ドクターカー仕様出場範囲などでありますが、ドクターカー仕様は高規格救急車をベースにし、積載する資機材はドクターキットとしてマニュアル機能がついた除細動器気管挿管チューブ緊急薬剤などであります。ドクターカーは当面、救急ステーションから直線距離おおむね5キロメートルの範囲内で出場することといたしております。また、ドクターカーの安定的な運用を図るため、ドクターカー出場に際しましては、ドクターカー出場地域を管轄する救急隊も同時に出場させることといたしております。なお、同時出場救急隊は患者の収容、救命措置、家族へのインフォームド・コンセントなどを担当いたします。  ドクターカー出場事案でありますが、具体の出場判断基準として、試行時におきましては、目撃のある心肺機能停止傷病者で、医師救命治療が必要とされるものといたしますが、将来的には傷病者の救出に相当の時間を要し、災害現場医師救命治療が必要とされるもの、多数傷病者事故が発生し、現場における医師のトリアージ及び救命治療が必要な事案などをも対象に含めてまいりたいと考えております。また、ドクターカー出場は119番通報を受信する指令員が必要であると判断した場合などに出場するものといたしております。なお、119番受信による出場指令員がより早く判断するため、息をしていないなど、通報内容から傷病者様態情報を理解する判断キーワードを作成いたします。
     次に、間接的メディカルコントロールシステム拠点施設としての救急救命士等の教育研修についてでありますが、まず最初に挙げられるのは、救急救命士等、救急隊員総合研修施設として大きな教育効果を期待できることであります。ドクターカーへの同乗実習を主体とした病院実習、生涯教育救急指導者研修新任救急隊員研修など救急隊員教育研修を集中的かつ効率的に行うことが可能になります。  次に、救急ステーションにおいて、医師による医学的判断に基づく事後検証の実施とともに、ステーションに配置されます指導的立場救急救命士による事後検証も合わせて行うことにより、事後検証を効率的に行うことができます。  4点目は、事後検証症例のうち今後の救急活動上推奨され、そして参考となる症例について医師看護師などのメディカルスタッフを交えた症例検討会を定期的、そして集中的に開催できることにより、救急隊員の士気、技術向上を図ることができます。  最後になりますが、救急ステーション運用時期でございますが、当初の予定どおり、平成17年4月1日から運用を開始することといたしております。なお、ドクターカーにつきましては、4月中に運行時間帯を限定した試行を開始し、一定期間の後、本格実施することといたしております。  以上、御説明申し上げます。 4: ◯委員長  それでは、ただいまの報告を含めて、本件について質問等はございませんか。              〔「なし」と呼ぶ者あり〕 5: ◯委員長  なければ、これをもって委員会閉会いたします。...